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柴犬も人間と同じように感情があり、ため息をつくことがあります。
そのため息は感情表現であったり、体調不良であったりと、理由は様々。
そんな柴犬がどんな時にため息をつくのか、いくつかご紹介したいと思います。
リラックスしている
飼い主のそばで「フーン」と長い息を吐くようなため息をつくことはありませんか?
それは、柴犬がリラックスしたときにするため息。
飼い主と一緒で安心していたり、マッサージやブラッシングをしたときなど、幸せを感じるときにすることが多いため息です。
柴犬が飼い主の横でくっついて寝ていると、つい撫でてしまうことも多いと思いますが、そんなときに柴犬が「フーン」と深く長いため息をつくと、飼い主も幸せでうれしい気持ちになってしまいます。
柴犬の長いため息は、柴犬も飼い主もお互いリラックスして幸せを感じる、最高のため息です。
満足している
リラックスしているときと似ていますが、ごはんやおやつを食べて満足したり、いっぱい遊んで満たされたときなどにも、長いため息をつくことがあります。
リラックスが精神的な満足感に対し、ごはんや遊んだあとなどは身体的な満足感ですが、どちらにせよ、長いため息は良いため息であることに間違いはありません。
不満がある
逆に「フンッ!」と短いため息をつく場合、これは嫌だったり、おもしろくなかったりするときにつくため息です。
無理やり抱っこ、かなり嫌そう…
一緒にお出かけしたかったのに、連れて行ってもらえなかったとか、無理やり抱っこされてイヤだったとか、そんなときに「フンッ!」と短くため息をつくことがあります。
怒るほどじゃないけど、不満を言いたいときやストレスがあるとき、このため息をつくことが多いようです。
しつこく遊ぼうとしたときにも、このため息をつかれることがあるので、遊ぶのもほどほどに。
柴犬が短いため息をつくのは、それはちょっと嫌だなーと感じたときなのです。
本当に嫌なときはため息ではない
ちなみに、本当に嫌なときは威嚇してきます。
それこそ、歯をむき出しながら訴えてきますので、ため息との違いは一目瞭然。
状況を判断して、本気で嫌がっているときはやめましょう。
余程のことがなければ、まず噛むことはありませんが、絶対に噛まないとは言い切れません。
ですが、何の前触れもなしに柴犬がいきなり噛むことはありません。
噛むに至るまで、何度も訴えているはずです。
その訴えを無視して噛まれたのなら、それは噛んだ柴犬が悪いのではなく、噛まれるほど嫌なことをした人間の方に問題があるのですから、間違えないようにしてください。
体調不良
体がだるかったり、体の調子が悪いときに、ため息をつくことがあります。
いつもと様子が違うときは、動物病院の受診を検討しましょう。
食欲もあり、うんちやおしっこに問題がなければ、しばらく様子を見てもいいかも知れません。
しかし、ぐったりしていたり、発熱をしているなど、明らかに様子がおかしいときは、至急動物病院に連れて行くことをおすすめします。
ため息ばかりついているときは原因をさがそう
何か満たされない、ストレスが多い状態かも知れません。
飼い主に構ってもらえない、お散歩に連れて行ってもらえないなど、不満が多い状態だと、ため息ばかりつくことがあります。
柴犬の様子を注意深く観察し、ストレスの原因を見極めましょう。
ため息をついた柴犬にどう対応するか?
リラックスや満足のため息であれば、特に気にすることはありません。
そっと撫でてあげたり、お互いがリラックスする方法で良いでしょう。
問題は、不満やストレスのため息の場合です。
柴犬が何に不満で、ストレスを感じているのか?
体調不良なら、どこが痛いのか?悪いのか?
まずはそれを把握することからはじめましょう。
ため息以外の感情表現
ため息以外でも、柴犬は飼い主に自分を気持ちを伝えようとしています。
例えば、視線。
何かを訴えようと、飼い主の目をじっと見つめてくることがあります。
基本的に、犬は視線を合わせようとしないものなのですが、信頼関係が築けている飼い主などには、アイコンタクトを取ることがあります。
室内で飼っている我が家の柴犬は、外に出して欲しいときに、じっと見つめてくることがあります。
それ以外の要求のときもありますが、何を訴えているのかは、その時の状況で判断しています。
判断できるようになるには、日ごろから柴犬と触れ合い、行動や要求を理解するしかありません。
吠えないようにしつけよう
吠えて訴える場合もありますが、その要求をきいてはいけません。
柴犬は吠えないようにしつけることをおすすめします。
吠える犬は周囲に良くない印象を与えるだけでなく、近所迷惑になるかも知れません。
柴犬が吠えて得られるメリットはありませんので、柴犬にも吠えても良いことはないと、しっかり教えましょう。
まとめ
柴犬がため息をつく理由をまとめると、以下の通りになります。
- リラックスしているため息
- 満足しているため息
- 不満があるため息
- 体調不良のため息
- ため息ばかりついているときは原因を探そう
- ため息をついた柴犬にどう対応するか?
- ため息以外の感情表現
以上、少しでも参考になれば幸いです。