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散歩中に柴犬が草を食べるのはよくあることですが、注意しないといけないことがあります。
なぜ犬が草を食べるのか、明確な理由はわかっていませんが、以下のような理由があるのではないかと言われています。
柴犬が草を食べる理由
消化不良（吐きたい）
犬が草を食べるのは、草が胃薬の代わりになるから
と聞いたことはありませんか？
犬は雑食ですが、草などの植物を消化するのは苦手です。
それなのに、なぜ草を食べるのか？
それは、消化不良などで胃腸の調子が悪い時、草を食べることで胃腸を刺激し、吐き戻すことで体調を整えようとすることがあるためです。
個体差はありますが、犬は興味を持ったものを何でも口に入れる習性があり、誤って異物を食べてしまうことがあります。
このような異物や有害物を吐き出すため、草を食べて胃を刺激し、吐き出そうとすることがあります。
犬の嘔吐は、病的なものでなければ、心配しなくて良いといわれています。
現に吐いた後、何事もなくケロッとしていることも多いですし、単にエサ（ドッグフードなど）吐いてしまったときは、それをまた食べてしまうこともよくあります。
栄養補給
ビタミンやミネラルなど、いつものごはんで足りていない栄養素を補うために、草を食べることがあります。
ストレス解消
草を食べることで、ストレスを発散しようとしているのかも知れません。
犬は、ストレスを感じると、それを解消するために草を食べることがあります。
ストレスの原因は様々。
運動不足や睡眠不足、生活環境を変化など、色んな原因があります。
結婚や出産などで家族が変わったり増えたり、それに伴う引っ越しなど、変化を好まない犬にとって、それは大きな負担になっているかも知れません。
おなかが空いている
ごはんを食べる前に散歩をすると、空腹感を紛らわそうとして草を食べることがあります。
おやつ感覚で食べていることもあるかも知れません。
草の味や食感が好き
好奇心で草を食べてみたら、意外とおいしかったのかも知れません。
以上の理由であれば、特に問題ありませんが、草を食べることの危険性もしっかりと理解しておきましょう。
家に帰りたくない
特に散歩の帰り際に草を食べるなら、家に帰りたくないからかも知れません。
まだ散歩をしたいという意思表示の可能性があります。
犬が好んで食べる草
犬は、イネ科の植物である「イヌムギ」をはじめ、エノコログサ（ネコジャラシ）、スズメノカタビラなど、細長い尖った草を好んで食べることがあります。
ペット用に販売されている食べる草は、イネ科の植物が使われてることが多いです。
食べてはいけない草
毒性があり、食べると危険な草もあります。
以下の草は食べさせないように注意しましょう。
本能で食べてはいけないものがわかる柴犬が多いですが、中には何でも食べてしまう子もいます。
そんな子は特に注意する必要があります。
ツツジ科・ユリ科全般、アサガオの種子、アジサイの葉やつぼみ、スイセンの球根、アロエの内部乳液部分は犬にとって中毒性があり危険です。
ツツジ科
ツツジやシャクナゲなど、ツツジ科の植物は、葉や花に毒性があり、犬がこれらを食べると、
嘔吐・めまい・下痢などがあり、大量摂取すると死に至ることもあります。
ユリ科
ユリやチューリップなど、ユリ科の植物を犬が食べると、嘔吐、痙攣、狂乱、昏睡など、重篤な症状を引き起こす可能性があります。
特に、ユリは犬にとって危険で、自宅の庭などで栽培している場合は、犬が近づかないように注意しましょう。
アサガオの種子
犬がアサガオの種子を食べると、嘔吐、下痢、血圧低下などの症状が現れることがあります。
アジサイの葉とつぼみ
犬がアジサイを食べると、嘔吐、めまい、意識障害などが起こることがあります。
アジサイは花壇や庭に植えていることが多い植物なので、犬が誤って葉やつぼみを食べないよう、十分に注意してください。
スイセンの球根
犬が食べると、下痢、嘔吐、神経麻痺、血圧低下などの症状を引き起こすことがあります。
アロエの内部乳液
犬が摂取すると、下痢、嘔吐、胃腸障害を引き起こす可能性があります。
除草剤や農薬がついている草
もっと怖いのが、除草剤や農薬が散布されている草を食べてしまうこと。
健康被害を引き起こす可能性があるのはもちろん、最悪死に至るかも知れません。
田んぼや畑の周辺を散歩させるのはやめておいた方が良いでしょう。
公園などの場合、除草剤をまいた後は、注意書きがあることも多いので、飼い主が注意して確認しておくことが大切です。
また、草に他の犬の糞尿が着いている可能性もあり、感染症などの危険性があります。
このような理由から、散歩中に道端の草を食べるのはリスクが高いので、食べさせないようにしましょう。
健康な柴犬は草を食べない？
基本的に犬は草を食べません。それなのに草を食べるのは、何かしらの不調があるのかも知れません。たまになら問題ないかも知れませんが、散歩のたびに食べるようであれば、一度動物病院で診てもらうことをおすすめします。
