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柴犬の散歩の目安
柴犬の散歩は1日2回、1回の散歩につき30分くらいを目安とすると良いでしょう。
1日1回なら1時間くらいが目安となります。
しかし、実際にはもっと散歩をする必要がある、とも言われています。
体重で散歩の距離がわかる?
それは、柴犬の体重で距離を計算する方法なのですが、
何と、体重=距離なのです!
そうなると、体重10キロの柴犬だと、散歩の距離も10キロ必要ということに…
10キロ歩くとなると、2時間前後かかる計算になります。
この距離や時間でも可能であれば、散歩するに越したことはありませんが、無理をしてまで2時間も歩く必要はないと思います。
それぞれの判断で決めれば良いことですし、柴犬にも個体差があります。
柴犬もそれぞれ、三者三様!
我が家の柴犬を例として紹介してみますと…
以前飼っていた赤柴は、体重11キロくらいの平均的なオスの柴犬でした。
とにかく散歩が大好きで、1時間でも2時間でも平気で歩くことができました。
一方、今飼っている柴犬2匹の内、黒柴は体重7キロ弱の小柄なオスの柴犬です。
散歩は嫌いではありませんが、そこまで好きでもありません。
ただ、外に出るのは大好きなので、ちょっとだけ散歩に出してあげれば、それだけで満足します。
もう1匹の白柴は、体重9キロくらいの平均的なメスの柴犬ですが、外に出るのも散歩に出るのも苦手です。
連れ出せばちゃんと散歩することはできますが、できることなら外に出たくない、散歩にも行きたくないタイプです。
以上のように、柴犬と言っても三者三様なのがおわかりいただけるのではないかと思います。
それを踏まえた上で、
10キロより大きな柴犬なら、もう少し距離や時間を伸ばしても良いですし、逆に小柄な柴犬の場合は、もっと短くしても良いでしょう。
散歩にベストな時間帯とは?
時間帯は、朝と夕方がベストですが、飼い主の都合で決めても問題ありません。
我が家では1日2回の散歩は難しいため、夜に1時間ほどすることが多いです。
特に、夏や冬は散歩の時間帯に気をつけましょう。
真夏の日中に散歩する方はいないと思いますが、手のひらで道路を触ってみて熱いときは、散歩はやめておきましょう。
人間より道路に近いところを歩く柴犬は、道路の熱をもろに受けてしまうため、熱中症になったり、足の裏(肉球)をやけどしてしまうかもしれません。
夏は日中だけでなく、夕方の道路もまだかなり熱いため、道路が冷えた夜や早朝に散歩することをおすすめします。
冬は、夏ほど時間帯を気にすることはありませんが、意外と寒さに弱い柴犬もいます。
寒くて散歩を嫌がるときは、暖かい日中にするか、防寒着を着せてあげても良いでしょう。
その他、雨や雪などで、体や足が濡れたり汚れたりするのを気にしない柴犬もいれば、嫌がる柴犬もいます。
嫌がる場合は、無理に連れ出さないようにしてください。
散歩がストレスにならないように!
散歩をするのは、柴犬に適度な運動をさせて健康を維持することだけでなく、ストレスを発散させる目的もあります。
せっかくの散歩がストレスにならないように、配慮してあげましょう。
散歩が嫌いな柴犬の場合、いきなり長時間の散歩はストレスになります。
時間は気にせず、まずはリードをつけて外に出ることからはじめてみましょう。
家の前や周辺など、近所を散歩できるようになったら、徐々に距離を伸ばして行きます。
最終的に1時間ほど散歩できるようになれば、上出来です。
散歩以外のストレス発散方法
散歩以外でも、遊びでストレスを発散させる方法があります。
キャッチボール
柴犬が大好きな遊びの一つです。
ボールを投げて取りに行くのが大好きな柴犬も多いので、雨の日など、外に出ることができない時は、ボールで遊んであげても良いかも知れません。
ボールを投げて柴犬が取りに行き、そのボールを持ってくるようになると、キャッチボールができるようになるので、お互い楽しく遊べます。
ぜひ、持ってくるようにしつけてみてください。
しつけ方ですが、柴犬がボールを持ってきたら、大げさなくらいほめてあげて、またボールを投げる、を繰り返します。
そうすると、投げてくれることを期待するようになり、喜んで持って来るようになります。
すっかり覚えて持って来るようになっても、ほめてあげることを忘れないでくださいね。
ペットボトル
ボール以外でも、ペットボトルなどでも遊べます。
室内で遊ぶ場合、ボールよりも飛ばず、安全に遊ぶことができるのでおすすめです。
難点は、フローリングなど、板の間ではちょっと音がうるさいことですが、カーペットなど、消音効果が期待できる素材の上で遊べば、音もそこまで気になりません。
遊ぶときは、キャップが外れて誤飲しないよう、あらかじめ外しておくことをおすすめします。
ドッグラン
休日など、時間があるときには、ノーリードで思いっきり走れるドッグランなどに連れて行くのも良いでしょう。
散歩のときとは違い、飛ぶように走る柴犬を見ていると、こっちも嬉しくなるくらい、生き生きとしていますよ。
ただ、柴犬専用のドッグランがあるくらい、柴犬は他の犬と比べて、犬へのあいさつや遊び方が激しいところがあります。
柴犬同士では普通のことでも、他の犬には恐怖を感じさせてしまうかも知れません。
柴犬以外の犬がいる場合は、様子を見てから放しましょう。
まとめ
柴犬の散歩の時間と回数についてまとめると以下の通りです。
- 柴犬に必要な散歩の時間と回数は1日2回、各30分がベスト
- 柴犬の体重=距離はあくまで目安、無理をしない
- 柴犬の個体差・個性に合わせた散歩をする
- 散歩嫌いの柴犬は、まず外に出ることからはじめる
- 散歩以外の方法でストレスを発散する
その柴犬に合った散歩の方法を見つけて、お互い楽しく散歩できるようにしましょう!