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ふと見かけた柴犬が、オスなのかメスなのか、あなたはその違いがわかりますか?
おそらく、わからないのではないでしょうか?
パッと見た目で、どちらかを判別するのは難しいと思います。
一般的には、小柄な方がメスだと言われていますが、大柄なメスもいれば、小柄なオスもいます。
第一、その柴犬が小柄なのか大柄なのかを判断するのは、難しいですよね?
見た目だけではわからない柴犬の性別
オスと言えば、散歩中に足を上げて電柱などにおしっこをかけている姿をよく見かけますが、中には、足をあげないオスもいるので、足をあげないからメスだとは言い切れないのです。
実際に見て確認することができれば一番確実ですが、飼っている柴犬ならともかく、懐いていない柴犬に見せてもらうのは、ほぼ無理だと思ってください。
後ろからお尻を見たらわかるのでは?
と思うかも知れませんが、これが意外とわからないんです。
オスかメスかわかりますか?
正解はオスです。
よく見ればわかりますが、微妙ですよね。
ちなみに、こちらはメス。
以前、我が家で飼っていた柴犬は10キロ前後のオスの柴犬でしたが、散歩中、声をかけてきた人に、メスですか?言われたことがありました。
当時、その柴犬の体重が9キロくらいと、オスにしては小柄で、顔立ちも柔和だったことから、メスだと思ったそうなのですが、そのくらい、見た目での判別は難しいものなのです。
柴犬の大きさやサイズについては、こちらのページをご参考にしてください。
見た目でのオスとメスの違い
では、オスとメスにはどのような違いがあるのでしょうか?
見た目にはわからないと言いましたが、もちろんオスとメスの違いはあります。
オスの見た目
メスより一回り大きく、より筋肉質でガッチリした体型。
顔つきも凛々しい。
メスの見た目
オスより一回り小さく、体つき、顔つき共に柔らかい印象。
性別でのオスとメスの違い
オスの性格
メスに比べてフレンドリーで、好奇心が旺盛、やんちゃな子が多い。
上下関係を大事にするので、リーダーシップが取れる飼い主と相性が良い。
メスの性格
オスに比べて性格はおとなしいが、警戒心が強くて頑固な子が多い。
その性格から、番犬に向いている。
オスとメス、どちらが飼いやすい?
こればっかりは、飼い主の好みや相性があるので、一概に言えません。
飼うなら絶対メス!という人もいれば、オスの方が良いという人もいるからです。
柴犬に限らず、オスは人懐っこい子が多いのに対し、メスは気分屋で、良い時と悪い時の差が激しい子が多い傾向にあります。
メスはちょっと扱いが難しいところがある一方、その性格が番犬に向いているとも言われています。
一方オスは、メスより単純で扱いやすいところがあるものの、人に懐きやすいので番犬にはあまり向かないかも知れません。
我が家はオスの柴犬を飼っています。
生理があるのが、メスを飼わない理由の一つなのですが、逆に、マーキングをする習性があるから、オスを飼わない人もいます。
飼いやすい犬にするためには、こちらのページをご参考にしてください。
メスの生理について
人間の生理とは違い、年に2回あります。
ヒートとも言い、生理=発情期なので、この時期にメスが発するフェロモンでオスも発情します。
なので、妊娠を望まない場合は、オスを近づけないなど、注意しておきましょう。
生理中はちゃんと自分で舐めて処理をしますが、それでも若干汚してしまうこともあります。
今は、犬の生理用グッズも充実しているので、室内で飼うなら、それを使っても良いと思います。
当然ですが、生理があるメスは、子犬を産むことができます。
昔、実家で飼っていた犬が、お産をしたことがあるのですが、そのお産を見たり、生まれたての子犬を見たり触ったりすることができるのは、メス犬を飼っている人じゃないと味わえない特権です。
飼い主との信頼関係が築けていれば、生まれた直後の子犬を触っても、メス犬が怒ることはありません。
オスのマーキングについて
柴犬のオスのマーキングは外や散歩中にすることがほとんどです。
室内でマーキングすることはほとんどありませんが、もし、どうしてもする場合は、犬用のオムツをつけることをおすすめします。
マーキング行為そのものはやめなくても、オムツをつけることによって家具等が汚れるのを防ぐことができますよ。
オス、メスのどちらを飼うにしても、基本的な柴犬の性格は同じです。
あまりフレンドリーではないかも知れませんが、飼い主に忠実で、家族を大切にする犬です。
家族の上下関係をしっかりみているので、誰がボスなのかよくわかっています。
メスよりオスの方が、リーダーである飼い主との関係が良い傾向にはありますが、メスも飼い主や家族に忠実であることにかわりはありません。
性別をあまり気にする必要はないと思いますが、生理やマーキングなど、メスならでは、オスならではのこともありますので、選ぶ時の参考にしてください。
まとめ
以上、柴犬のオスとメスの違いについてまとめると、次のようになります。
- 見た目だけで、オスかメスかを判断するのは難しい
- オスとメスを見比べれば、体格などの違いがわかる
- 性格は、オスの方が単純で、メスは気難しい傾向にある
- 番犬向きなのはメス
- メス犬を飼っていれば、お産に立ち会えるかも
- メスには生理が、オスにはマーキングの習性がある
- メスでもオスでも基本的な性格は同じ
オス、メス、どちらを飼うにしても、柴犬であることに変わりはありません。
性別にこだわり過ぎず、家族として迎えたなら、大切に飼ってあげてくださいね。