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柴犬のキツネ顔の特徴は?タヌキ顔との違いはどんなところ?

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

柴犬の顔立ちは、大きく分けてタヌキ顔とキツネ顔の二種類であることを知っていますか?
二種類の顔立ちの特徴とその由来をご紹介します!

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柴犬の顔立ちは二種類

タヌキ顔

一般的に、柴犬と言われてイメージするのは、タヌキ顔の方ではないでしょうか。
よく見かけるタイプの柴犬は、タヌキタイプであることがほとんどで、アゴが丸くて鼻(マズル)が短めな顔立ちで、丸い顔に低い鼻と、愛嬌のある顔をしています。
顔だけでなく、体型もタヌキっぽく、脚も短めで、全体的にドッシリとしたイメージがあります。

キツネ顔

それとは対照的に、キツネ顔の柴犬は、顔も体も全体的に細いイメージです。
鼻(マズル)が長くてアゴも細く、キリッとした顔立ちで、体つきも、スレンダーで脚が長いのが特徴です。
毛並みも、モフモフした感じはあまりありません。

タヌキタイプがアイドルなら、キツネタイプはモデルといった感じでしょうか?

顔立ちや体型の違いはもちろん、柴犬の特徴とも言えるクルンと巻いた尻尾は、タヌキタイプの柴犬には多いですが、キツネタイプの尻尾は巻いていないものもいます。

キツネとタヌキの中間もいる

柴犬のタイプは大きく分けると二種類ですが、必ずしもキツネかタヌキのどちらかに属するわけではなく、どっちつかずの柴犬もたくさんいます。

飼っている柴犬や近所の柴犬をじっと見て、「どっちだろう?」と思った方もいるかもしれませんね。

我が家の柴犬を例に挙げてみます。

典型的なタヌキタイプ

初代の柴犬は、典型的なタヌキタイプで、尻尾もしっかりと巻いており、顔立ちも体型も、モフモフとした毛並みも、タヌキタイプそのものです。

どっちつかず

ところが、二代目はどっちつかずな柴犬で、体型と毛並みはどちらかというとキツネタイプです。
初代の柴犬よりも細身で脚が長く、毛並みにモフモフ感はありません。
ですが、顔立ちはタヌキに近く、尻尾も巻いています。
それでも、初代よりは顔が細く、マズルも長めです。

ほぼキツネタイプ

ちなみに、最近飼い始めた三代目は、二代目よりさらにキツネタイプです。
二代目よりマズルが細くて長く、脚も長いです。
しかし、尻尾は細いながらも巻いており、毛並みもモフモフになりそうな感じで、タヌキタイプの特徴も持っています。

その違いはルーツの違い

同じ柴犬なのに、なぜこんなにも違うのでしょうか?
それは、そもそもルーツが違うからなのです。

キツネタイプのルーツ

柴犬は日本各地に、その土地ならではの柴犬がいます。
「地柴」とも言われているのですが、信州柴犬、川上犬、美濃柴犬、山陰柴犬、縄文柴犬などが有名です。

キツネタイプの柴犬は、昔ながらの柴犬の姿形が色濃く残っており、縄文柴や紀州柴などがルーツと言われています。

タヌキタイプのルーツ

一方、タヌキタイプの柴犬は、実は新柴犬とも言われる新種で、よく見かけるのはこちらの柴犬です。
弥生柴や美濃柴などがルーツと言われています。

詳しくは、柴犬の保存活動をおこなっている団体がありますので、興味がある方は、各保存会のサイトをご覧になってみてください。

タヌキ顔の柴犬は、「公益社団法人 日本犬保存会
キツネ顔の柴犬は、「天然記念物柴犬保存会

ちなみに、我が家の柴犬にはすべて「日本犬保存会」の血統書がついていました。
初代はともかく、二代目や三代目もルーツはタヌキタイプだったのがちょっと意外でした。

どちらかというとキツネっぽいというだけで、ルーツとしてはタヌキタイプなんですね。

キツネ顔はカッコいい!

それでは、本当のキツネ顔の柴犬はどんな顔や姿をしているのか、気になりますよね?

先ほどご紹介した、天然記念物柴犬保存会のサイトで紹介されている柴犬を見るとわかると思いますが、基本的な柴犬らしさはあるものの、いわゆるタヌキ顔の柴犬とは顔立ちも体型も全く違うことがわかります。

古来の姿に近いキツネ顔

まさに猟犬、ハンターで、キツネ顔の柴犬を一言で言うなら「カッコいい!」です。
キツネ顔の柴犬は、古来の姿を色濃く残しているため、猟犬だった時の柴犬の姿に近いと言われています。

環境に適応したタヌキ顔

一方、タヌキ顔の柴犬を一言で言うなら「カワイイ!」の方がしっくりきます。
タヌキ顔の柴犬も、元々は猟犬だったのですが、猟犬から番犬、さらに近年はペットとして飼われるようになり、その環境に適応した姿に変わっていったのかも知れませんね。
あのクルンと巻いた尻尾も、猟をしなくなったから巻くようになったとも言われています。

親を見ればどっちになるかわかる

ちなみに、子犬のときはタヌキ顔の柴犬もキツネ顔の柴犬も鼻が低く、丸い顔をしています。
人間の赤ちゃんと一緒ですね。
でも、成長して行くにしたがい、それぞれの個性がでてきます。

子犬のときはタヌキ顔だと思っていたのに、成犬になったらキツネ顔になった、なんてこともよくあります。
我が家の二代目がまさにそうです。
飼っている柴犬がどっちのタイプになるのか知りたい場合は、子犬の親を見せてもらうのが一番確実です。
我が家の二代目も、成犬になったら、母犬そっくりになりました。

散歩をしている犬のほとんどが柴犬と言っても良いほど、よく見かける犬ですが、タヌキ顔なのか?キツネ顔なのか?パッと見ただけではなかなかわからないものです。

今回説明したことを参考に、今度見かけた時は、どっちだろう?と思いながら見てみるのも、おもしろいかも知れませんね。

まとめ

キツネ顔の柴犬についてまとめると、以下のようになります。

  • タヌキ顔とキツネ顔の違いは、顔の丸さと鼻の長さ
  • 体型にも違いがあり、ずんぐりむっくりな体型はタヌキタイプ、スレンダーな体型はキツネタイプ
  • タヌキタイプの柴犬の中でも、タヌキ顔とキツネ顔がある
  • 本当のキツネ顔の柴犬は、タヌキ顔の柴犬とは明らかに違う
  • タヌキタイプとキツネタイプの柴犬は、そもそもルーツが違う

どちらのタイプだとしても、柴犬であることに違いはありません。
その個性を楽しみながら、一緒に暮らして行きましょう!

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