柴犬が我慢強いのは、飼い主との信頼関係がとても大事!

柴犬は我慢強いと言われますが、
他の犬と比べて、どんなところが我慢強いのでしょうか?

柴犬はベタベタする関係を好まないため、飼い主に懐いてはいても、必要以上に馴れ合うことを好みません。
なので、自分の要求を訴えることも少なく、あまりわがままを言わない傾向にあります。
その性格が災いし、少しくらい調子が悪くても、じっと耐えていて、
気がついたときには、結構症状が悪化している、なんてことになりかねません。
そんなところが、我慢強いと言われる所以です。

そんな性格の柴犬なので、他の犬以上に体調には気を配ってあげましょう。

基本的な性格以外に、柴犬の我慢強さが感じられたことを、ご紹介したいと思います。

○予防接種での出来事

注射と聞くだけで、思わず震え上がってしまう人もいるかも知れませんが、
予防接種では、柴犬の我慢強さがわかることが多いです。

例えば、狂犬病などの集団接種で、近所の犬が勢ぞろいする場所で、
キャンキャン鳴く犬や、ブルブル震える犬をよく見かけます。
ですが、そんな中、柴犬はおとなしいことが多いです。

我が家で以前飼っていた柴犬も、注射が怖いと鳴いたり震えたりしたことはありません。
平然と注射を受け、打った後も、何事もなかったかのように帰る姿は、さすが柴犬!といつも感心していました。

ところが、です。

混合ワクチンの接種は、毎年かかりつけの動物病院で受けているのですが、
飼い主である主人の都合がどうしてもつかず、私と当時中学生だった息子と二人で連れて行ったことがあります。
いつもおとなしく注射を受けさせてくれているので大丈夫だろうと思っていたのですが、そのときだけは吠えて牙を剥いて・・・と手におえず、とにかく大変でした。

当時、息子はもう主人と同じくらいの体格で、力も強かったので付き添いを頼んだのですが、犬を抑える力はあっても、安心感を与える力は足りなかったようで、息子では、病院や予防接種の恐怖に耐えることができなかったようです。

我慢強い=怖がりじゃない

ではないんですね。

どんなに我慢強くても、その恐怖心をしっかりと受け止めてくれる主人がいなくて、不安だったのでしょう。
息子では、その不安を受け止めてあげることができませんでした。

改めて、柴犬は飼い主との信頼関係が何より大事なのだということがわかった出来事でした。

注射の針を刺されることに対して、鳴くとか震えるといったことはほとんどありませんが、
お医者さんに体をつかまれて、固定されることに対する恐怖心は半端ないようです。

余談ですが、柴犬は結構怖がりです。

今飼っている柴犬も、先代の柴犬と同じく、注射が怖いと鳴いたり震えたりすることはありませんが、かなりビビリな性格なので、すぐに逃げ出そうとします。

でも、主人がいれば注射の前後はおとなしくしていますので、信頼できる人がそばにいれば、怖がりでもちゃんと我慢できます。

○闘病中に感じたこと、学んだこと

今でも思い出すと涙が出そうになりますが、
先代の柴犬が心臓病で倒れて、闘病していた間の出来事です。

心臓発作を起こして失神したことがきっかけだったのですが、その後、余命わずかであることを宣告されました。
はっきりとした病名はつきませんでしたが、おそらく心筋梗塞だったのだと思います。

それまでは病気一つしたことのない元気な犬だっただけに、家族のショックは計り知れないほど大きいものでした。

不整脈に頻脈と、いつ心臓が止まってもおかしくない状態だったので、体は相当きつかったと思います。
治療と言えば気休めに薬を飲ませるだけで、もう手の施しようがなかったのです。
もちろん散歩は禁止、徐々に食べることもできなくなって行きましたが、闘病中に吠えたり鳴いたりすることはありませんでした。

他界する前、日中家にいるのは娘一人だけという日があったのですが、その頃はもうかなり体調が悪く、水を飲むことくらいしかできない状態でした。
今思えば、もう限界だったのだと思います。
でも、娘しかいない時に力尽きる訳にいかないと思ったのか、家族全員がそろうまで頑張ってくれました。
こんなところも、我慢強さが出ているのかも知れません。

そして家族全員が家にそろった当日、少しでも楽になればと首輪を外し、体をなでながら声をかけました。
「今までよく頑張ったね、ありがとう。もういいよ、もう頑張らなくていいよ」
その言葉の意味がわかったのか定かではありませんが、声をかけたその日の晩、旅立ちました。

どんなことがあっても、尻尾を下げたことがない犬で、
最後の最後まで気丈に振舞っていたのか、尻尾は下げないまま、その生涯を終えました。

とても悲しい出来事ではありましたが、限りある命の大切さを学ばせてくれて、看取ることができたのは、本当に良かったと思っています。

以上、柴犬の我慢強さについてまとめると、次のようになります。

・調子が悪くても訴えないところがあるため、他の犬以上に体調に気をつける
・怖がりでも、信頼できる人がそばにいれば、我慢できる
・体調が悪くても、精一杯頑張ろうとするので、しっかりと受け止めてあげる

柴犬に限らず、犬は飼い主や家族のことを大切に思い、我慢をすることがあります。
言葉を話せない犬だからこそ、全身で訴えていることがあるかも知れません。
そのサインをしっかりと受け止めてあげましょう。

タイトルとURLをコピーしました