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柴犬と言えば、以前は外で飼うのが当たり前でしたが、最近は室内で飼う人が増えています。
昔は、犬を飼う=番犬だったのですが、今は番犬としてではなく、ペットとして可愛がるために飼うので、柴犬の飼い方も変化しています。
柴犬を室内で飼うには
柴犬などの日本犬は、日本の四季に対応できる体毛があり、暑さにも寒さにも強いので、本来は外飼いに適している犬です。
そんな柴犬を、室内で飼うためには何が必要なのか、どんな問題があるのかなどを、順を追って説明して行きたいと思います。
室内で飼う時に用意するもの
サークルなどの住居
まず、用意して欲しいのが、柴犬の住居となるサークルです。
ゲージやクレートでも良いです。
親犬の大きさを参考に、子犬が成犬になったときの大きさを予想して、それに似合ったサイズを選んでください。
大きすぎるのはともかく、小さすぎると成犬になったら使えなくなってしまいますので、適度な大きさのものを用意してあげましょう。
子犬が来る前に準備しておいても良いですが、とりあえずダンボールなどで寝床を作ってあげても問題ないので、慌てて用意する必要はありません。
寝床に敷くもの
寝床に敷く毛布なども、用意しておくと良いです。
ブリーダーさんが、母親の匂いが付いた毛布で子犬も安心させるために、母犬が使っていた毛布の一部などをくれる場合もありますが、もらえなくても問題ありません。
トイレシート
次に、トイレシートです。
柴犬は、寝床のそばにトイレがあるのを嫌がります。
サークルなどの場所から、なるべく離れた場所にトイレを設置しましょう。
飼い主が指定した場所にトイレをするとは限らないので、最初は、広い範囲にトイレシートを敷いておきます。
飼い主が誘導しながら、柴犬の様子を見ながら、トイレの場所を決めて行きましょう。
トイレシートは子犬が来た日から必要ですので、必ず用意しておいてください。
エサや水を入れる食器類
次に、エサ用の食器と水用の食器です。
これも、とりあえずお椀などでも問題ありませんが、専用の食器を用意してあげると良いですね。
子犬を室内で飼うときの注意
次に、室内で飼うときに気をつけたいことですが、子犬のときは、まだ放し飼いはしないで、サークルに入れておきましょう。
サークルから出して、触りたい、抱っこしたい、一緒に遊びたい!
その気持ちはすごくわかります。
でも、子犬は人間の赤ちゃんと一緒で、たくさんの睡眠が必要な時期です。
なので、落ち着いた環境で、たっぷり寝かせてあげてください。
決して起こしたりせずに、子犬が目を覚ましたら、ちょっとだけサークルから出して遊んであげましょう。
子犬の時期はあっと言う間です。
すぐに、活発に動くようになります。
そのときが来たら、いっぱい遊んであげてくださいね。
外に出すのは予防接種が終わってから
まだ予防接種を受け終わっていない子犬は、室内で飼いましょう。
まだ体の免疫機能が弱いため、後に外飼いにする予定であっても、予防接種が終わるまでは外に出さないようにしてください。
首輪やリードなど
予防接種が終わると、いよいよ外に出ることができるようになります。
いよいよお散歩デビューとなるわけですが、ここで必要になるのが、首輪とリードです。
特に首輪は、外に出す前からつけておくことをおすすめします。
最初は慣れなくて、首輪やリードを嫌がることが多いので、外に出す前に慣らしておきましょう。
室内で飼うとしても、柴犬にとって散歩は必要です。
最初は、家の前を少し歩かせることからはじめてみてください。
徐々に外の世界に慣れさせましょう。
外から帰ってきたときは
室内で飼うにあたって気になるのが、外から帰ってきたときの柴犬の足のお手入れです。
柴犬は人間のように靴をはいているわけではないので、家の中も外もありません。
外から帰ってそのまま家の中に入れることに、抵抗がある方もいるかも知れません。
ですが、柴犬の足を濡れたタオルで拭いたり、水などで洗うことはしないでください。
雨上がりでドロドロになってしまったなど、かなり汚れた場合は拭いたり洗ったりしますが、いつもは乾いた布やタオルなどで、軽く拭くだけにしましょう。
犬の足の裏の肉球は、乾いている状態がベストです。
特に、よく散歩をする柴犬の肉球は硬く、ちょっとひび割れているように見えることもありますが、それが普通です。
その肉球は、水分を含んだ状態が多くなると、炎症を起こしてしまうことがありますので、拭いたり洗ったりするのは、ほどほどにしましょう。
抜け毛対策
室内で飼う一番の悩みは、抜け毛です。
柴犬などの日本犬は、四季がある国、日本に対応できる体毛をもっています。
季節に応じて毛の量を調整しているため、年中毛が抜けます。
こればかりは、もう受け入れるしかありません。
外ならそこまで気にならないかも知れませんが、室内だと常に毛が床に落ちている状態になります。
ただ、いわゆる換毛期は、室内飼いの柴犬にはほとんどありません。
ごっそり毛が抜けることはありませんが、年中パラパラと毛が抜けている感じです。
抜け毛は、こまめに掃除機をかけるか、時々ブラッシングをするなどして、対処しましょう。
まとめ
柴犬を室内で飼うときに必要なことや、気をつけたいことや問題点をまとめると、次のようになります。
必要なもの
- サークル(ゲージ・クレートでも可)
- 毛布
- トイレシート
- エサ・水用の食器
気をつけたいことや問題点
- 室内での過ごし方
- 散歩について
- 外から帰ったときの足のお手入れ
- 抜け毛について
以上、参考になれば幸いです。